IT企業がプロ野球の球団運営をする時代
日本では多くのIT企業がプロ野球の球団運営を行うようになりました。その例として、まず挙げられるのが東北楽天ゴールデンイーグルスです。この球団はインターネットショッピング事業やモバイル事業を行っている楽天の連結子会社によって運営されています。また、福岡ソフトバンクホークスもIT企業が運営するプロ野球球団の一つです。設立当初は南海鉄道によって運営されていましたが、2005年にモバイル事業を主に取り扱っているソフトバンクが球団株式と興行権を取得しました。更に横浜DeNAベイスターズもIT企業によって運営されています。ネットサービス企業である株式会社ディー・エヌ・エーが2011年に東京放送ホールディングスから球団株式の譲渡を受け、運営を開始しました。
では、アメリカのMLBでも日本のようにIT企業による球団運営が増加しているのでしょうか。日本ほど多いわけではありませんが、いくつかの球団はIT企業によって運営されています。その例として挙げられるのが、MLB・アメリカンリーグ東地区所属に所属しているトロント・ブルージェイズです。トロント・ブルージェイズを運営しているのはロジャーズ・コミュニケーションズという企業で、カナダの大手通信企業として知られています。また、ナショナルリーグ西地区所属のサンフランシスコ・ジャイアンツは、マイクロソフト社の主任顧問弁護士であるビル・ニューコムが筆頭オーナーになっています。